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2019.04.24

日常生活用品に含まれる経皮毒を知っておく

化粧品、シャンプー、洗剤、歯磨き粉などに含まれる、人体に経皮吸収されると危険性が高い物質を自分でも調べた方がいいです。

カタカナの羅列で消費者にとっては識別ができづらく、面白くもなんともないので覚えておくのは無理ですが、控えたりして自分の身体を守る為に知っておくのは大事。

「理・美容室てんぐ」では、材料屋さん(美容ディーラー)やメーカーから商品を紹介されても、毒性の強いものは取り扱わないようにしています。

微々たる目先の利益追求だけで、おいそれと簡単に商品を仕入れることは一切しません。

その為、人体への安全性を最優先で厳選したシャンプーや化粧品、洗剤、歯磨き粉、洗顔フォーム、石鹸、ボディーソープなど経皮毒の危険の無い製品を取り扱っています。

お客様の為に選考チェックが厳しい美容室です。

以下は、お客様の閲覧用に当店に置いてある「経皮毒デトックス」薬学博士:稲津教久・池川クリニック院長、産婦人科医:池川明 共著からの一部抜粋ですので多少なりとも参考にして下さい。

●保湿剤、湿潤剤として添加される有害化学物質

日用製品には肌に浸透しやすくしたり、保湿効果を与えたり、クリーム状に乳化させる為に様々な化学物質が使用されています。

・ジエタノールアミン(DEA)

・トリエタノールアミン(TEA)

シャンプー、リンス、化粧品、殺虫剤、医薬品の乳化剤・保湿及び柔軟化剤として使用されています。生体内でニトロソアミンという発ガン性物質を生成する可能性があります。

皮膚や粘膜(口腔、消化管など)に対して刺激があり、慢性中毒として肝・腎機能障害を起こす危険性があります。

・プロピレングリコール(PG)

本来、工業用の不凍液として使用されていた物質ですが、化粧品、医薬品、洗剤、歯磨き粉、消毒剤、ウェットティッシュ、入浴剤など多くの日用品の乳化剤や保湿として使用されています。他の有害物質の経皮吸収を促進してしまう作用を持っています。

まれにこの物質に関して過敏症の人がいます。

血液に入ると赤血球を破壊する溶血性があり、染色体異常を引き起こす可能性あり。

●白髪染め・ヘアカラーに使用される有害化学物質

強い刺激臭がある白髪染め、ヘアカラーにはそれだけ毒性が強い成分が含まれており、経皮毒物質として特に注意いして頂きたいのはパラフェニレンジアミンです。

・パラフェニレンジアミン

黒色系の染料として使用されるものですが、強い毒性があり、

人によっては強いアレルギー反応を起こします。

アナフィラキシーショックを引き起こす事もあり、発ガン性物質としても知られています。

●有毒性の高い合成界面活性剤

〔陰イオン系合成界面活性剤〕

洗浄力が最も強力。合成洗剤の主成分。

・アルキルベンゼン スルホン酸ナトリウム(直鎖型)LAS

石油から合成される代表的な界面活性剤。主に洗濯用洗剤に使用されていますが、

毒性が強く、皮膚障害の危険性があります。

・アルキル硫酸エステルナトリウム

(AS ラウリル硫酸ナトリウム SLS、ラウレス硫酸ナトリウム)

シャンプー、歯磨き粉、洗顔フォーム、化粧品などの主成分として使われる。皮膚障害

やアレルギーを引き起こす原因にもなる。

・アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム

(AES ポリオキシエチレン アルキルエーテル 硫酸エステルナトリウム)

(ポリオキシエチレン ラウリルエーテル硫酸塩)

シャンプー、歯磨き粉、洗顔フォーム、クリームなどに使用されています。

刺激は少ないのですが皮膚を乾燥させ、ひび割れ、乾燥肌の原因になったり、

発ガン性物質の疑いもあります。

〔陽イオン系合成界面活性剤〕

洗浄力は劣りますが、殺菌作用、柔軟仕上げ作用、帯電防止作用があり、柔軟仕上げ剤やリンスやコンディショナーに使用される合成界面活性剤。皮膚障害や粘膜障害を引き起こす可能性があり、神経に悪影響を与える神経毒性があると言われています。

殺菌作用で、浄化槽や環境に存在する微生物を死滅させ、生態系を変化させてしまう危険もあります。

・塩化アルキルメチル アンモニウム

(塩化セチルメチル アンモニウム)

(塩化ステアリルメチル アンモニウム)

・塩化アルキル トリメチル アンモニウム

(塩化セチル トリメチル アンモニウム)

(塩化ステアリル トリメチル アンモニウム)

・塩化ジアルキル ジメチル アンモニウム

・ラウロイル サルコシン ナトリウム

(ラウロイル サルコシン塩)

〔非イオン系合成界面活性剤〕

洗浄力は低いですが、気泡作用、乳化作用があり、多くの日用品で使用されています。

・ポリオキシエチレングリコールモノ脂肪酸エステルPEG(ポリエチレングリコール)

保湿剤として、シャンプー、リンス、トリートメント、コンディショナー、化粧品などで使用されています。飲み下すと肝・腎機能障害、また発ガン性物質の疑いがあります。

・ポリオキシエチレンアルキルエーテルPOER

(パレス、ステアレス、セテス、ラウレス、AE)

保湿剤、乳化剤として、シャンプー、乳液、クリーム、ハンドクリームなどに使用されています。生分解性が良く、比較的安全なことから、近年その使用料が高まっています。しかし、経皮毒の危険が無いとは言い切れません。

〔両性イオン系合成界面活性剤〕

殺菌、気泡作用があり、洗浄補助剤として使われています。

・アルキルアミノ脂肪酸ナトリウム

・アルキルペタイン

●製品の変質を防ぐ為に添加される有害化学物質

・エデト酸、エデト塩酸(EDTA・EDTA-2Na・EDTA-4Na)

金属イオン封鎖剤として多くの日用品に使用されています。経皮吸収すると、皮膚、粘膜を刺激し、アレルギーを誘発することもあります。カルシウム欠乏症、血圧降下、腎機能障害を引き起こす恐れもあります。

●殺菌剤・防腐剤として添加される有害化学物質

・安息香酸、安息香酸塩

・オルトフェニルフェノール(OPP)

・パラペン(メチルパラペン、エチルパラペン)

●製品②色を付ける有害発色剤

・タール系色素

毒性が強いとされるタール系色素は、赤色200号台、黄色200号台、緑色200号台、青色200号台、だいだい200・400号台、褐色201号、黒色401号、紫色201・401号など。

●UVカット製品の主な有害化学物質

・ウロカニン酸エチル

・ベンゾフェノン(オキシベンゾン)

●洗濯物を白く輝かせる為の添加物

・蛍光増白剤

発ガン性物質、環境ホルモン物質の疑いあり。

新生児・乳幼児の衣類、肌着などへの使用は避けるべき。蒸し用ふきんなど、食べ物に

触れるものの洗濯に使用すると蛍光増白剤が食べ物に移ってしまう危険がある。

 

 

 

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